2013/08/14

良いコンビニとそれを支える人々

近所のコンビニ。会社帰りにいつも寄るんだけど、そこの副店長のおねーちゃんが仕事出来る系で好感が持てる。部下への指導も余念が無い感じ。かといってピリピリしたムードも無く、良い雰囲気を保っている。

当然ながら時間や時期によって、店員の質に偏りがあるのは事実だけど、概ね良い採用をしている感じがする。ちょっと弱々しくて不安なガリガリ青年とかがいたりして、コミュニケーションがいちいちたどたどしくて「どうして君は接客業をバイトに選んだの?」って聞きたくなる店員もいるけど、悪い人じゃないし日々成長している。

自分はコミュニケーションが苦手だったり面倒だったりするので、あんまり飲食店やコンビニとかで店員とコミュニケーションを取ることって少ないんだけど、前述の副店長のねーちゃんは、こちらが暑そうにしていたり酔っていたり、何かフックがあるときに話しかけようとしてくる事が多い。観察していると他のお客さんともコミュニケーションを取ろうと探り探り模索している感じなので、何かターゲット的な恋愛的な出会いとかそういうわけではないんだけど、地域密着型店舗を目指しているんだなーって感心する。仕事熱心というのもそうだし、せっかく多少の興味を持ってコミュニケーションを取ってくれるのは有り難いので、今度来店したときにはレジ待ち行列の後ろに客がいなければ少し意識して会話してみようと思う。そういったところから思わぬ発見があったりすることも多い。まさに異業種交流である。

「職業に貴賎無し」とは良い言葉で、熱心に仕事をしていればコンビニ店員だって胸をはって誇れる仕事だ(ただ雇用上福利厚生や当人の人生設計の将来性があるかという別の心配はある)。良いコンビニが近所にあるおかげで、良い生活をさせてもらっている側面もある。コンビニは自分の生活の一部でもある。

中学時代の何人かの友人はコンビニの店員だったり店長候補だったりで仕事をしている。話を聴くと結構興味深い。その他にも、今は別の仕事をしているものの、昔コンビニのスーパーバイザーになった高校時代の友人の話も興味深かった。田舎ではコンビニが生命線となっていたり、田舎の各地に点在するコンビニを24時間体制で回ったり、人が足りなければ自らが店頭に立ったり、まさにスーパーバイザーという職業は医療を越えるといっても過言ではない過酷な仕事のようだった(それゆえ若い人の引退は早いようだ)。自分はITエンジニアでプログラミングをしているけど、安月給を補うためにコンビニでバイトといった経験もしてみたいが、会社の副業規定に引っかかることは明白なので、一つの希望だけにとどめておこうと思う。

コンビニは人が動かしている。当然、人には良し悪しがあるようにコンビニにも良し悪しがあるだろう。2013年の夏は、コンビニでアイスケースに入る愚かな若者が立て続けにニュースになったりもした。ただ、志を持った良い人が動かしているコンビニは非常に居心地がよく、そういった店が少しでも増えればいいなと思う。

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